双極性障害ってナニ?


私の初クリニック受診は大学卒業後、2度目の就職先でのことでした。

2011年の初旬、仕事の忙しさから、一人で仕事している最中に涙が止まらない、集中力の低下、それによって仕事が進まないことに苛立ち、棚に頭をぶつけるなどの行動が出始め、人生初のクリニック受診。

元々波のある性格で、中学〜大学卒業まで自分を責めて自傷行為に走るということが度々あったので、それとなく偏りのある性格だな、くらいに思っていました。

受診した先のクリニックでは病名は告げられず、「夜寝るための薬と鬱気分を改善する薬」を出されて1ヶ月くらい飲んでいました。

そしてここで転機が。札幌市内のクリニックや病院に詳しい友人からのすすめで転院。最初はセカンドオピニオンで観てもらって、すぐ元の病院に戻る予定でした。しかし、最初の病院からの診断書に書いてあった病名が、「境界性人格障害」だったようで、(双極性障害の患者の診断でよく間違われる病名で名高いですよね。。)今のクリニックの担当医から「どうやら境界性人格障害とは違うようだ」と言われ、数回通院して約1ヶ月後に「双極性障害2型」という診断が下りました。今は自立支援を受けながら週1〜週2のペースで病院に通っています。

最初は私も双極性障害ってナニ?って感じでした。

昔躁鬱病と呼ばれていた病気、と言われても、最初は「自分は鬱だ」と思い込んでいたことから、全くピンと来ず。

鬱病と同じ気分障害のカテゴリーに入り、うつ状態と軽躁状態を繰り返す病気で、その定義は、DSM-IV-TRの判断基準によると躁状態が少なくとも4日間持続すること(2型。1型の場合は少なくとも一週間の持続。)などがあります。鬱病との違いは「躁病相」がかならず現れること。

躁状態について wikipedia からの引用だと、

躁状態(躁病エピソード)

躁状態とは、気分の異常な高揚が続く状態である。躁状態の初期には、患者は明るく開放的であることもあるが、症状が悪化するとイライラして怒りっぽくなる場合も多い。自覚的には、エネルギーに満ち快いものである場合が多いが、社会的には、種々のトラブルを引き起こすことが多い。DSM-IV-TRによる躁状態の診断基準は、以下の症状が3ないし4つ以上みられる状態が1週間以上続き、社会活動や人間関係に著しい障害を生じることである。

  1. 自尊心の肥大:自分は何でもできるなどと気が大きくなる。
  2. 睡眠欲求の減少:眠らなくてもいつも元気なまま過ごせる。
  3. 多弁:一日中喋りまくったり、手当たり次第に色々な人に電話をかけまくる
  4. 観念奔逸:次から次へ、アイデア(思考)が浮かんでくる。具体的には、文章の途中で、次々と話が飛ぶことなども含まれる[3]
  5. 注意散漫:気が散って一つのことに集中できず、落ち着きがなくなる。
  6. 活動の増加:仕事などの活動が増加し、よく動く。これは破壊的な逸脱行動にも発展しうる。
  7. 快楽的活動に熱中:クレジットカードやお金を使いまくって買物をする、性的逸脱行動に出る。

ということらしいです。

確かに、思春期に「ああ、私は社会に不適合を起こしてるなあ。」と常々思っていたのですが、当時悩んでいた私の性格に結構あてはまります。

(今思えば、社会=学校だとすれば、狭い世界の中でなやんでたんだなあ、と思うし(社会に出ても同じか)、性格=気質(性格よりももっと先天的なもの)というのが正しいのでしょうが。)

とにかく、私のこの病気への印象は、「社会人になるまで、自分の性格だと思って乗りこなしてたのが、なんで社会人になってから病気扱いされなきゃならんのだ!」という怒りのような、不信感のような、そんなものでした。

いまだに私は自分が双極性障害なのか、病院を変えたら実は他の診断名がつくんじゃないか、と若干びくびくしながら暮らしています。

(精神科領域では診断ミスによって双極性障害だった患者さんがラピッドサイクラー(躁鬱の波が激しく変動する)になってしまい、重篤化する例も多数あると言われているので、私はそういったミスの道からは外れたということになりますが、誤診によって適さない薬を飲んでいるのではないかという不安は実際のところ、まだまだ拭えないというのが本音です。担当医を信頼しきれていない証拠でしょうか。。。)

ただ、はっきりと自覚できる「ハイテンション」状態のあとに来る「起き上がれないほどの意欲が欠けた」状態のつらさを避けるため、また、私の場合の「ハイテンション」状態が本人にとって快適なものであっても、自分の信用を落としかねないものだということは理解した上で、社会復帰のために何かしらの手だてが必要だろうということで、服薬はきちんとしています。

ということで、まだまだおぼつかない闘病生活ではありますが、私なりに感じた事、双極性障害についてお話できればと思っています。どうぞよろしくお願いします。

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双極性障害ってナニ?」への4件のフィードバック

  1. いやあ、まったくその通り。今まで40年以上こうして生きてきた私に、いきなり障害かあ?何なのよ、それって。という気持ちが拭えません。私だって好きでこう生きてきたわけではなく、こう生きて来ざるを得なかった、と言いたい。好きでこんなふうに生きてきたわけではなかった。生きづらくて仕方なかった。そして、更に不安に怯えながら、更に生きづらい日々を送る羽目になるなんて、神様なんているのかな?いない、いない。医者を信じるも何もない、ただ、眠れなくて不安で仕方ないから薬はきちんと飲んでいる。時々、車で国道を走っていると、大型トラックがとても多い道だから、このまま飛び込んで死ねたら、どんなに楽だろうとか、一瞬考える。でもね、相手も家族も大きな迷惑だね、という理性で飛び込まないだけで、いつも「死にたい。」という気持ちと隣あわせで生きている。これは自分の障害感とか健康観に学習不足があって、修行が足りないから?なんてものなのだろうか。双極性は脳の病気です、なんてすぐには了解できないのだ。いつか、自分なりの障害観、健康観をもてて、前向きになれる時が来るのだろうか。かと言って、同じ病気の人と会って話すのも怖い。とにかく人が言葉が環境が、今の私には刺激になるのだ。逃げるが勝ち、みたいな感じ。

    1. コメントいただいていたのを見逃しており、お返事が遅くなってしまったことをお詫びします。satukiさんの今が少しでも幸せなようにお祈りしております。

  2. はじめまして❗
    私は双極性の当事者です。
    札幌市内で双極性障害当事者の集いの会などを探していましたが、たどり着けません。
    双極性障害は、当事者では分からない苦しみが沢山あり、少しでも治療の一貫になればと思いコメントさせて頂きました。
    お返事頂ければうれしいです。

    1. 渡邉さん、こんにちは。
      双極性障害限定の自助グループは見つけられませんでしたが、2つほど近いものを挙げておきますね。札家連のほうは、歴史も古いようですし、質問すると何かよい情報が得られるかもしれません!

      *
      * NAC札幌
      NAC(Not Alone Club)札幌は、人間関係や生きにくさに悩みを抱える女性たちの自助グループです。 ( つらい、苦しい、疲れた・・・)誰にも言えずにいた心の声をありのまま に分かちあえる安全な場です。

      nacsapporo.sapolog.com

      「札家連」は昭和50年3月に札幌市内の5家族会で発足しました。
      統合失調症を中心とした、躁うつ病、うつ病なども含む精神障害者の家族連合会です。
      現在は16家族会、400余名の会員を擁し、平成11年7月には特定非営利活動法人の認証を受けています。

      札家連
      http://www.sakkaren.com

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